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更に細かい大会ルール

大会ルール

大会・ゲームに関連する単語が示す範囲

◆1セット   = 3ゲーム
◆1ゲーム   = スタートプレイヤーのファーストドローから決着条件を満たすまで
◆1ラウンド  = スタートプレイヤーを起点として全プレイヤーのターンが1巡するまで
◆1ターン   = 各プレイヤー毎のドローから終了宣言まで
◆1アクション = 宣言した行動の処理が始まってから対応等のカード効果を含めた全てが終わるまで

◆プレイヤー・演闘士 = 予選・本戦に参加する勝敗を争う参加者
◆ユーザー   = ギャンパラを楽しむ、ギャンパラがプレイできる全ての人



◆勝利点 = ゲームの決着方法によって与えられる勝利ポイント
◆芸術点 = プレイの様子を評価したポイントとその順位で与えられるポイントの総称
◆加点芸術点 = ゲーム中に加点される、芸術点順位に影響を及ぼすポイント
◆獲得芸術点 = ゲーム決着後、芸術点順位に応じて勝利点に加えられるポイント
◆獲得点数  = 1ゲーム決着時の勝利点と獲得芸術点を合計したポイント。総合順位に影響を及ぼす。



◆減点 = 加点芸術点に加えられるマイナスポイント
◆評価対象外化 = 芸術点加点の対象から外し、獲得芸術点を選外(0点)とすること
 (評価対象外化するだけでは、勝利点の対象からは外れない。勝利点の対象から外れる場合は明言がある。)
◆順位の無視 = 獲得点数と順位の結果を算出した上で順位決定から除外されること
 (順位の無視はサポートプレイヤーの処理を行う際にも用いられる表現)
◆資格の剥奪 = 全国大会の出場資格の剥奪。期限については算出方法未決定。
◆全資格の剥奪= ZeLC Promotionが関係する全てのイベントへの参加資格の剥奪。期限の算出方法は未決定。
◆各種ペナルティ= 上記の減点~全資格の剥奪 までの全てを含む

持ち時間・制限時間について

1ゲームの制限時間を45分、1ターン当たりのターンプレイヤーの持ち時間を90秒と設定しています。
カード効果や交渉の如何によって90秒を超過することはままあることですが、持ち時間・制限時間は大会進行上必要な措置であると同時に
「考え込み過ぎず、卓全体のストーリーをストップさせない」
という側面においても重要な要素だと判断しています。

各種カード効果に慣れること、様々な場面を経験することによって90秒という設定を難なく自由に泳ぎ回ることが可能になりますし、実際そういったプレイヤーの皆様も多数いらっしゃいます。

予選においての持ち時間

予選では以下の理由により緩やかな減点対象とします。
 ○ゲームにそこまで慣れていない方でも予選会に出場し、経験豊かなプレイヤーと共にストーリーを作る楽しみを味わうことが出来る。
 ○どの時点で減点を開始するかについては予選ルールでは明言をしない。
 これは”逆転の発想”で減点秒数までの時間を使い切ってゲーム進行を行う演闘士の発生を防ぎます。
参加する皆様には制度の意図を正面から捉えて頂き、本戦を見据えた紳士的なプレイを望みます。

本選においての持ち時間

本選(特に決勝戦)では以下の理由により確実な減点対象とします。
 ○持ち時間制を取り入れている以上、確実な運用が公平さを担保するものである。
 ○自身の加点芸術点の減点を容認しても時間を使って勝利のための検討を行ったり、減点分以上の加点芸術点を得るためのパフォーマンス時間とする高度な運用をする演闘士が現れてもよい。

※ただし、後半に記載している”審査員の負担”について記載していることを熟読してください。
 公平な視点で長時間皆さんの様子を見守る審査員には強い負担がかかります。ご理解下さい。

【アドバイス】

○特に初めて日が浅い方にお勧めします。
カードの効果を把握し、ゲーム決着の理由などについて理解すればするほど悩まなくなります。普段のゲーム回数を増やし、自分が普段だったら取らないような行動の経験を重ねることで考える時間を少なくすることが出来ます。
各地のゲーム会などに積極的に足を運び、プレイ回数を増やしてみてください。
 ⇒カード効果の把握に「ゲーム時に悩みがちなポイント


○自分のターン以外であらかじめ行動を練っておく
各ターンの90秒は自分単独で考えると短いかもしれませんが、他プレイヤーの合計で6分程度時間があります。
自分のターンが来た時にはある程度行動指針が決まっている状態を作ってみてください。

予選通過者の本戦出場辞退・出場できなくなった場合

分かった時点で事務局にお知らせください。該当する予選卓の2位以降の方が本戦に出場できる場合、繰り上がりで通過となります。本戦当日の欠場等の場合は事務局が用意するサポートプレイヤーが出場致します。
予選会の結果を超えて代理の方が出場することはできません。

降伏勝利の決定方法

“メインの勝利者”と”協力者”の順位をゲーム外での争いを用いずに話し合いで決定できる場合に適用されます。
この話し合いはゲーム内の時間を使って行われます。もちろん傾注制度を利用し(または審査員に傾注状態であると判断され)て協議してもらっても構いません。

この順位が即座に決定しない場合にはゲームは続行され、誰かが勝利条件を揃えるまでゲームは継続されます。途中、変わっていく状況の中で再び”降伏勝利”を定めるための話し合いをしていただいても構いません。

加点芸術点が同率の場合の獲得芸術点

該当する順位を合計し、人数で割ったものを均等に加点(切り捨て)します。
例)予選卓1位の加点芸術点が20点で同率1位が2名いる場合、1位9点と2位6点の得点を合算し、除算後切り捨ての7点が同率2名の獲得芸術点となります

1セット終了時の合計得点で、同率1位が2名以上いる場合

1ゲーム毎に順位に関係なく”MVP”を審査員が選定します。
MVPは順当に考えると加点芸術点1位のプレイヤーになりますが、必ずしも1位のプレイヤーが獲得するものではありません。

通常の1セット結果には影響せず、1セットの結果で同率1位が2名以上いる場合にMVP獲得回数の多いプレイヤーが1セットの勝者となるタイブレークの仕組みとして使用します。
MVPでのポイントも同率の場合は減点の有無・点数で判断し、それも同率の場合は同率として順位を決定します。

殲滅勝利ではなくノーゲームとなる場合

◆生存者が2名以上いる状態で”同時”に生存者全員が”死亡”した場合
⇒勝利者無しとして、芸術点のみを獲得します。

この時、生存しているプレイヤーが”死亡”する原因になった事柄には影響を受けません。
生存者が自滅を含めて同時死亡を作り出した場合も、死亡者がノーゲーム化を狙って同時死亡を作り出した場合も等しく勝利者無しとなります。

例)
『青陣営Aさん(生存) / 赤陣営Bさん(生存) / 黒陣営Cさん(死亡) 他全員”死亡”状態』
黒CさんがKILLERを青Aさんに使用。AさんがGRENADEを発動した場合
 1.KILLERのカード時点で青陣営が”死亡”してもGRENADEの発動条件を満たすので効果処理が続く
 2.GRENADEのダメージ効果で生存している赤Bさんが”死亡”した場合、KILLER効果と同時に死亡したとみなす
 3.結果、生存者が一人もいなくなったためノーゲームとなる。

意図しないノーゲームが発生した場合

何らかの事故・偶発的な要素により、ゲーム決着・タイムアップ以外の理由でノーゲームが発生する場合があります。その際は以下のように判断します。
○ゲーム開始後7分以内に発生した場合、手札・ライフ等の配り直しを行い、制限時間を35分として再試合を行います。
○ゲーム開始後7分~15分の間に発生した場合、ノーゲームに関与したプレイヤーに一度抜けて頂き、マイナス1名で制限時間25分の再試合を行います。※4名になる場合は残存して再試合を行う
○ゲーム開始後15分を越えて発生した場合、やり直しをせずその時点までの加点芸術点順位による獲得点数とします。
→すべてのケースで)再試合になった場合の加点芸術点はノーゲームになった試合の点数を引き継ぎます。

ノーゲームに関与した演闘士について

上記のすべてのケースで評価対象外化し、意図的にノーゲームを起こしたわけではないという場合でも適用されます。
これはその演闘士にとって「ノーゲームを起こしてしまった」という良心の呵責に対し適当な罰則を付与することによって、必要以上に精神的な負担がかかることを回避するためです。

※意図的なノーゲームであると同卓するプレイヤーからの情報と審査員が総合判断した場合はこの限りではありません。順位の無視・資格の剥奪等を行う可能性があります。

減点を加えるケース

「紳士的である・わかりやすい(親切)」という項目を重要視しています。

減点は加点芸術点に加えられます。

芸術点の順位に影響を及ぼし、勝利点や獲得芸術点から減点されるものではありません。

他者を精神的に追い詰める、自身の勝利以外は無視するような行動・発言

数値化しにくい事象ですが
 ・ノーゲームを狙った著しい進行妨害やイカサマとみられる行為
 ・不必要と審査員が判断する大きな声での恫喝プレイ
 ・審査員に対しての暴言や進行妨害
などは各種ペナルティの対象とする場合があります。
ゲームの終了後も同様です。ギャング団の幹部として、付き従う構成員に恥ずかしくないプレイを心がけてください。
(本項については明確なガイドラインを設定することは非常に難しいですが、組織内ではゲーム中以外の場面での振る舞いもプレイヤーの皆様に気を付けて頂きたいという話が出ています。)

意図的に自分や味方に対して攻撃する = 他者の勝利点を妨害する

基本的に減点対象ではありません。自分や味方への攻撃はゲームルールで認められています。
この時気を付けて頂きたいのは「盛り上げ方」です。
盛り上げ方によって「アウトロウ」や「コメディ」の芸術点を取るチャンスでもありますが、場面をしっかり演出してください。
観覧者からすると『その1ゲームに勝つことを放棄して何が面白いんだ?』という当たり前の疑問を生じさせることになります。

自分が優勝するためには自らを打ち抜きゲームを終了させる、味方すら裏切るというプレイも、しっかりと演出して頂くことで大会を盛り上げて頂ければ幸いです。
なお一方的に誰かを貶め続けるプレイヤーについてはアウトロウの加点対象ではありません。
順位に関係がなく、または演出として成立していない(ゲーム外の私怨等と見受けられたり、攻撃する理由がその場で完結していなかったりという)場合には各種ペナルティの対象となりえます。

タイムアウトを狙うことについて

ゲームの残り時間を考えないまま長考を繰り返したり、自分が1セットの勝利者となるために積極的にタイムアウト(ノーゲーム化)を狙うことは非推奨とします。

本大会の方針「積極的に場を盛り上げて観て楽しいプレイを心がけてほしい」という側面から、 何らかの決着がつくところまでたどり着いて頂きたいという思いがあります。
サッカーでも成績の様子によっては世界有数のチームがパス回しでゲームを終了させるケースもありますが、今回大会ではこれを非推奨とします。

ゲームの決着に関連した重要な場面で長考する際は
 ○加点芸術点に減点があっても長考を優先する
 ○明らかに重要な場面であることを周囲に発信し、同卓者のストーリー上の同意を得る
などの意志を持った戦略を用いてください。

サポートプレイヤーについて

サポートプレイヤー(SP)とは
◆ゲームにプレイヤーとしてエントリー者と同様にプレイするが、その勝敗の結果は集計後に無視され(順位の無視)予選通過者選出の対象とならないプレイヤー
のことを指します。
2022大会ではユーザーにSPを頼むケースはないものと考えております。

各地予選や本戦一次において卓の人数が5名以下になってしまう場合にSPが参加する場合があります。
SP各地予選でのSPは予選通過者または事務局が認めた一般プレイヤーさんが担当します。(ある程度挙手制です)
SPも通常エントリーと同様に申し込み頂き〆切日に調整を行います。
エントリーフィーは原則会場または主催者に支払われますので通常エントリーと同様にお支払いをお願い致します。

SPでのエントリー後に当日SPが入る必要がなくなった場合はエントリーフィーのお支払いはありません。
大会のスムーズな進行及び参加者の一層の満足の為にご協力下さる方に大変感謝申し上げます。

SPを担当することのメリットは
◆大会形式でのプレイを重ねることで本戦に備えることが出来る点
◆自分が発展させたい地域の予選を確実に開催させて、新たなプレイヤーに訴求できる良い流れを作り出せる点
等があげられます。
任意ですのでもし事務局側が呼びかけを行った場合にはぜひお力を貸して頂ければ幸いです。

SPが1セットの順位決定に影響する手順は以下の通りです。
○1セットの獲得点数を全て通常通りに計算する。
○通過順位を決定する際にSPの順位を無視し、その他のプレイヤーの順位の繰り上げを行う。

審査と審査員、結果のSNS掲載について

審査員の選出

審査員は以下の中から各地予選の状況によって選択されます。
 ○事務局の大会進行担当者
 ○各地予選の主宰者・店舗担当者。または該当する方に指定・推薦された関係者
 ○予選通過者
 ○その他関係者・一般プレイヤーから、事務局の指定・承認を受けた方

2022年大会では基本的に事務局指定のメンバーが審査を行う予定です。

審査結果の通知

第一回大会で試験的に採用した審査結果通知ですが、本大会では審査結果通知を行いません。

審査結果(対戦結果と加点芸術点の詳細)は予選会終了後、72時間以内に各プレイヤーに向けてE-mailにて送信致します。72時間中は順不同で完了した方から順に到着する可能性があります。
経過後到着がないようでしたら事務局までお知らせください。


届いた通知は公平性を担保する観点から以下のように取り扱ってください。
 ○通知される芸術点や対戦結果は本人の情報のみです。ご自身以外のプレイヤーの芸術点結果はお知らせできません。
 ○届いた”対戦結果シート”はSNSに公開して頂いても構いません。ご自身の判断と責任でお願い致します。
ただし次の項目をくれぐれも熟読願います。

対戦成績・審査結果のSNS掲載について

審査結果について以下のことをしないようにご協力をお願いします。
 ○予選のその場やSNSでの批難、意図を審査員に個人的に尋ねること
 ○他者の審査結果をSNSに掲載するように促すこと
 ○対戦成績の記録に間違いがあると思われる際にSNSでそのことについて発信すること

審査結果についてのお問合せを希望される場合は以下ご了承ください。
 ○自分自身のことについてのみとし、他者の代理としてお問い合わせは出来ません
 ○加点ポイントがどこにあったのか等、評価の理由を尋ねるお問い合わせは出来ません
 ○事務局から修正があった場合も、順位等結果に影響がない事柄については事務局アカウントからの発信は致しません。各個人への返答となります

 

【背景】

審査担当員(事務局・有志問わず)は評価することが難しい事柄について、これを公平に、自分自身の視点で点数化しています。
また対戦結果についても5~7名のプレイヤーの情報を限られた時間の中で記録しています。
大会そのものや参加する皆様の最大の楽しさのために、自らを律し集中して勇気をもって担当する役割です。
審査員もまた一人の”同卓者”として扱ってください。

最も近い距離で見ている審査員を惹き付けるプレイングは結果、
観衆の関心を惹きつけるプレイングとなります。
参加者の皆様とはまた異なる種類の緊張感をもって取り組む審査担当者にはぜひともお互いに敬意をもって接するようにお願い申し上げます。

また「○○さんの結果が分かればB卓全員の結果が分かるのになー」といったような発信もおやめください。公開する・しないは各個人の自由としてください。

元来”対戦成績・審査結果シート”については
「皆様に記録に残る形でお渡ししたい」という事務局からの”贈呈品”です。万一これが何らかのトラブルや諍いの原因になったり、審査員の記録負担の上昇(その後の修正作業等も含む)の原因となるようであればシートのプレゼントを中止する場合があります。
誰かが悲しむ可能性の為に作成しているものではありません。参加者の皆様の満足・笑顔の為です。どうぞご理解ください。

最後に

ゲームにおいて勝利することは大変重要なポイントですが、
”アクトプレイングゲーム” ギャングスターパラダイス全国大会においては勝利することと同水準で
 ○卓を同じくしたプレイヤーを尊重する
 ○観衆を引き込む魅力あふれる
という見て楽しく、『審査担当員の主観』という基準に基づき公平で、ギャングの幹部争いをするというテーマに沿ったプレイングやパフォーマンス・エンターテイメントを評価します。

コアなファン・ユーザーにしか伝わらない”楽しさ”を優先することはサブカルチャーの盛衰において悪循環をもたらす可能性があります。
ゲームを全く知らない人が1ゲーム観終わって爽快な気分になれるかどうか、というイメージを大切に、各予選・本戦の評価を行います。


これは ”Project.GangPara.RE” における総意となります。
皆様の最高のエンタメ体験になることを祈り、そのために協力させて頂きます。

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